ブロードウェイのプロデューサー


SMASH」ファンの皆様、ニューヨークからこんにちわ!このコラムでは、ブロードウェイの本場ニューヨークより、ショービズの裏側をあらゆる角度からご紹介しています。今回は、ブロードウェイのプロデューサーにご登場頂きます。「SMASH」で言えば、アイリーンの仕事ですね。


今や、ブロードウェイ・ミュージカルの製作には何十億円もかかるという時代。プロデューサーたちは、気が遠くなるような製作費を投資家たちから集めますが、舞台の評判が悪ければ、数日で資金が消えてしまうだけでなく名声も失うかもしれないという状況を、先頭に立って対処しなくてはなりません。一方で、プロデューサーなくして新作は生まれないという、それはそれは大きな存在なのです。そんな厳しい世界で活躍するプロデューサー、ケン・デビンポートさんに、いろいろとお話を伺ってきました。


"プロデューサー"と言っても役割はさまざまで、お金を出すだけのプロデューサー(=投資家プロデューサー)もいれば、コンテンツ(作品)を決めるところから関わり、投資家を集め、演出家やキャストを決め、舞台製作全般に関るプロデューサーもいます。ケンさんは、その両方をこなす敏腕プロデューサー。ブロードウェイ(ニューヨーク、マンハッタンのブロードウェイ界隈の、客席数が500席以上ある劇場で上演される舞台)を始め、オフ・ブロードウェイ(ブロードウェイ界隈の100席~499席規模の劇場で上演される舞台※異例もある)でも数多くの舞台をプロデュースしています。そして今、ブロードウェイで開幕したばかりの話題作「Kinky Boots (キンキーブーツ)」に投資家プロデューサーとして関わり、上演中のアラン・カミング主演「マクベス」では、エグゼクティブ・プロデューサーを務めています。

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Q:「SMASH」はご覧頂いてますでしょうか?

K:もちろん観ています!大ファンだよ。シーズン2も、ずっと観ているよ。

Q:「SMASH」がヒットしたことにより、実際のブロードウェイにどんな反響があったと思いますか?

K:「SMASH」を観て、多くの人がこの世界に興味を持ってくれて、今まで演劇やミュージカルに触れたことがなかった人も足を運んでくれるようになったんじゃないかな。僕の周りでもそういう声をよく聞くんだ。だって、テレビで大ヒットしている番組だもの。舞台に携わるものにとって凄く嬉しいよ。

Q:ブロードウェイのプロデューサーという立場で観て、番組に描かれている世界はリアルでしょうか。

K:(大爆笑した後)判り易い例を云おう。僕の父は医者だったけど、ドラマ「ER」を観て「毎日、あんなに大げさに救急車が病院に入ってきて、患者を取り巻く家族にあんな劇的なストーリーがあったら大変だ!と、笑って話していたことを思い出すよ。「SMASH」もそういった意味では、インパクトのあるエピソードの連鎖として描かれている。でも誇張は必要だ。だって"ドラマ"だからね。僕の1週間をドキュメンタリーで追ったとしても、流石にあんなに毎日ドラマは無いな(笑)。でも、「SMASH」はやっぱり面白いよ。

Q:プロデューサーという仕事を説明すると?

K:会社の社長という役割が一番しっくりくると思うな。観客に観たいと思わせる舞台は何かを考え、その作品をどう具体化、商品化するかを考え、投資家を集める。そして、コンテンツ化されたあと、どうしたら多くの人に劇場に来てもらえるかを考える。つまり販売だね。そして、脚本家、演出家、制作、衣装、装置、照明、チケット販売員など作品に関わるスタッフや、出演者たちに給料を払わなくてはいけない。給料を支払うのにはどうしたらよいのかを考える。ね?まさに会社の社長でしょ?

Q:どうしてプロデューサーになろうと思ったのですか?

K:幼い時から、演劇が大好きだった。5歳の時に地域のコミュニティー・シアターで初舞台を踏み、その時から演劇に関る仕事を絶対にしたいと思っていた。そして、演劇に関る役割の中で自分に一番向いているのは、総合的に舞台を見極めることができるプロデューサーだと思ったんだ。実は、役者も時々やっているんだけどね(笑)。幼い時から、父の事務所でお菓子屋さんごっこをして、どうしたら沢山お菓子が売れるかをシビアに、ビジネスとして考えていた・・・そんな子供だったんだよ。

Q:一番始めにプロデュースした作品は何ですか?

K:オフ・ブロードウェイで上演した「The Awesome 80's Prom」という客席参加型のミュージカル。あの時は、とにかく必死だったよ。オープニングの夜の感想?そんなのは頭が真っ白で何も覚えていない(笑)。その後すぐに「Altar boyz」のオープニングも控えていたからね。とにかく猛烈に忙しかった。


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Q:プロデューサーになるために必要な才能は?

K:作品を見極める芸術的なセンス、リサーチとマーケテング力、販売力、運営力。総合的なビジネスのセンスが必要だと思う。情報の時代、特に重要なのは、リサーチとマーケテング力かも。でも、ブロードウェイは本当に読めないところで、いくら念入りにリサーチをして、ヒットを続出している演出家を雇い、人気のある役者を出演させ、莫大な製作費をかけても、観客が面白いと認めてくれなかったら上演を続けられない。料理を作るのと一緒だよね。材料は全て最高級、シェフも五つ星、でも、お客様の口や好みにその料理が合わなかったら本当にそれまでだもの。必ずヒットさせるぞって思っても、こればかりは幕を開けてみないと判らない。そんな時に一番、舞台は観客と一緒に作っているということを実感するよ。そこが、舞台をプロデュースすることの魅力なのかも知れない。

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Q:投資する作品やプロデュースする作品を決める基準は?

K:ひとつの作品を具体化するまでに時間も労力もかかるからね。"その作品が本当に好きであること"、それが第一前提。好きじゃないと、そんなに長い間頑張る気にならないからね(笑)。子供を育てるのと似ているよ。どんなに出来が悪い子供に育ったとしても、根本的に愛してあげられているかということを自分に問う。そして、その作品のパワーを信じることが出来るかどうかを自分に問いかけるね。

Q:人生を変えた舞台は何ですか?

K:幼少期に観た「レ・ミゼラブル」。五感が震えたのを覚えているよ。この作品のように"人に感動を与えられる舞台"を作りたいと幼心に思ったんだ。

Q:ブロードウェイでプロデュースをするということとは。

K:ブロードウェイという場所は、言うなれば、ミュージカルや演劇の聖地。つまり、金融関係で言えば、ウォール街と同じで、ブロードウェイは、ミュージカルや演劇を作る心臓の部分にあたる。ファッションがやりたければ、パリやイタリアに行くでしょ?それと同じで、舞台をプロデュースするならこの場所でしたい。ただし、ブロードウェイで作品を生み出すのは世界に類を見ない位難しいこと。65%の観客は、外国の観光客で成り立っているからね。英語圏の方もいれば、そうでない方もいる。演劇に興味がある人も、初めて舞台を見る方もいる。でも、エンターテイメントの頂点のこの場所で、人を感動させる舞台のプロデュースが出来るということは、最高に幸せなこと。一生続けたいよ。


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Q:製作過程で、強烈に心に残っているエピソードは?

K:(自身のプロデュース作品の数々のポスターをゆっくりと眺めて)あるある!「My first time 」(色々な人の"初経験"の話をまとめた芝居で、原作も彼)で、話題になるプロモーションをと思い、「未経験の女性には舞台の無料券をプレゼントするというユニークな企画を立てたんだ。劇場の入り口に嘘発見機を設置して、女性たちにインタビューして、条件をクリアした人に観劇チケットを差し上げたんだけど、そのプロモーションが社会的に大反響を呼んでね。ゴールデンタイムの人気キャスターの番組でジョークに使われたり、CNNのホームページで話題になったりした。これこそ、プロモーションが成功した良い例だよ。この企画は本当に楽しかった!


そう語ってくれたケンさんの笑顔は、まるでいたずらっ子の子供のようでした。そして、これこそが彼の素顔鬼才プロデューサーでありながら、次に面白いことは何だろうと、子供のように常に目をキラキラと輝かせながら探しているのです。そんな彼は、プロデューサーという顔以外にも、ブロードウェイの舞台に上りつめるまでの過程をゲームにした「Be A Broadway Star」というユニークな商品を開発したり、リーズナブルな値段で稽古ができるようにと貸しスタジオを経営している実業家でもあります。また、プロデューサーの仕事についてのハウツー本も出版してます。

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あらゆる視点で遊び心を持った彼だからこそ、多くの人の心をわくわくさせる作品を生んでいるのかも知れませんね。最後に彼に、もうひとつ質問をさせて頂きました。


Q:「人生は~」に、続く言葉を入れるとしたら?

K:「人生は・・・(しばし考えてから、力強い口調で)興奮することの連続!」


「人生は、日々予測できないことが起こる。だから舞台と一緒だよね。舞台も、毎日違う観客が観に来て、同じ舞台をやっているようで、絶対に同じ日がないから・・・」。そう満面の笑顔で語ってくれた彼は、誰よりも、自身の人生という"舞台"を楽しそうに"プロデュース"しているのです。

ケンさん、ありがとうございました!


※最新ニュース

現在は、日本でも熱烈なファンを持つ映画「ある日どこかで」の新作ミュージカルを手掛けている彼。来年にはブロードウェイでプレミアオープンの予定。

※関連リンク

Ken Davenport HP

http://www.davenporttheatrical.com/

「SMASH」の振付家
ジョシュア・バーガッセ氏も教えるダンス・スタジオ

 ジョシュア・パーガッセ氏の素顔
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今回の取材を通じて、BDCの日本語通訳スタッフ、朝倉千鶴さんという素敵な女性にも出会うことができました! 

朝倉さんは、自らもダンサーとしてニューヨークでご活躍されているんです。 彼女は実際に、「SMASH」の中で振付を担当しているジョシュアのクラスを受けたというご経験もあるそうで!早速、彼の素顔を色々と伺ってきました。

―ジョシュアはどんな先生ですか? 
「凄く優しくて、どんな生徒に対しても同じように接し、とても丁寧に教えてくれる先生。クラスのムードも、いつも賑やかで明るい。その温度を保っていられるのは凄いことだと思います。」 
 ―ジョシュアのクラスを受けることになったきっかけは? 
「実は、私が受けようと思っていたクラスの先生がお休みの日に、代理の先生としていらしたのがジョシュアだったんです。一度教えて頂いたら、とても良かったので、それからは、彼が教えているクラスを選びました。」 
―彼は、どんなフォームのダンスを教えてくれる先生ですか? 
「得意分野は、「雨に唄えば」のジーン・ケリーや、フレッド・アステアのようなクラシカルなダンス。クラスでもそういうフォームを丁寧に教えてくれます。」 
―「SMASH」の中での彼の振り付けをどう思います?
「あれだけ異なったタイプのダンスシーンを早いスパンで振付けなくてはいけないプレッシャーって計り知れないものだと思うんですね。それを色々な分野のスタイルを取り入れ、どのシーンも見事に作り上げている。どれだけたくさんのアイデアの引き出しを持っていらっしゃるんだろう?!と、ドラマを観ては感動しています。」 
―「SMASH」の中で、お好きなダンスシーンは? 
「The 20 Century Fox Mambo」 
「A Thousand And One Nights」 
「Don't forget me」

流石はダンサー!!この3つのシーンをさらりと挙げてくださいました。
「SMASH」を観る時には、やはり、いつもダンスシーンを気にかけて観ているそう。こうやってシーンを並べると、ジョシュアの多才ぶりに改めて脱帽ですよね! 

NYでダンスを学ぼう!!
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続けて朝倉さんに、ニューヨークに留学してダンスのレッスンを受けたいと思っていらっしゃる方へ、留学生の受け入れ方を伺いました。 
「アメリカでは3ヶ月以上の長期在住する場合には、ビザが必要です。この学校は、専門学校ビザである M1ビザを留学生に発行しています。専門学校ですので、最短で留学は、3ヶ月、次に長いのが6ヶ月、そして1年、最高2年まで留学は延ばせます。」 
詳しくは、朝倉さんが日本からの留学生に向けて、日本語で作成してくださったHPをチェックしてくださいね。 (実際に授業を受ける時は、事前にスケジュールを確認しましょう!) 

ニューヨークで夢をかなえるということ 
朝倉さんは、ニューヨーク在住13年目。ニューヨークに住む前は、日本のテーマパークなどのエンターテインメントのショーで、ダンサーとしてご活躍されていました。 
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エンターテインメント界を目指す人達にとって、聖地ニューヨークで、トップレベルの先生からレッスンを受けたいと思うのはごく自然のこと。朝倉さんも在住を決める前に、観光でニューヨークを訪れた際に受けたこのダンススタジオの授業で衝撃を受けた一人でした。「その時受けたクラスのダンスのスタイルが忘れられなくて、でも、留学資金を用意していたわけではないので、どうしたら留学できるのかとそればかり考えていた日々。そんなある日、私、人身事故に合ったんです!」と、突然衝撃的な発言 が!恐る恐るお話の続きを聞いてみたら、「その交通事故で、予定外に高額な保険金が入ったんですよ!それで、その保険金を見た時に「これは留学に行けって事?」て思ったんです! 」
・・・そうです。お察しの通り、保険金は、朝倉さんの留学資金に変わったのでした。「人生、何がきっかけになるかわからない」 そう何度も繰り返す朝倉さん。「普通は、事故にあった時はマイナス思考じゃないですか?それをポジティブに「やった!これでニューヨークに行ける!って思っちゃったんですね、私。」と。 
そして行動に移した朝倉さん。実際に暮らしてみたニューヨーク。 朝倉さんに、ここニューヨークでダンスをすること、そして、夢について伺いました。 
「ニューヨークという都市も、エンターテインメントの世界も、常に常に挑戦じゃないですか? オーディションだって、受けては落ち、受けてはまた落ちを繰り返すのが当たり前。 落ちてばかりいると人格まで否定されているような錯覚になり、精神的にも厳しい日が続くこともある。それでも、夢をかなえている人がいるのだから、と元気を取り戻しての繰り返し。ニューヨークで挑みたい理由は、自分に限界を作りたくないという思いがあるから。」 
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「ただ、最近ジレンマを感じるのは、エンターテインメントの世界は、"自分を見て欲しい、自分が前に出なきゃ"という思いを全面に出さないといけない世界であること。」・・・それが、最近とても気になりはじめたと、朝倉さんは気持ちを打ち開けてくれました。
「それでね、その視点に少し距離を置いて、違う角度か ら色々な物事を見たい、そして、"自分が"ではなく、 人のために何かをやりたい。人のために出来ることはどんなことなのか?と思い始め、今、身体に障がいを持ち、身体的なサポートが必要な方達へのボランティア活動を始めたんです」 と、話してくれました。

そんな朝倉さんの行動力と思考の切り替え方が、 私は本当に素晴らしいと思いました。 
ダンスとはまた異なった世界を覗くことで、その世界から広がる人への理解や気持ちの変化が、これから先、朝倉さんが踊るダンスや表現の広がりに必ず繋がっていくことでしょう! 

1つのダンススタジオという建物の中で出会った、同じ目的を持ったたくさんの人達。 国籍も、育った環境も、思考も異なった様々なバックグラウンドを持った人達がひしめき合って暮らしているニューヨーク。ブロードウェイの劇場に近いこの場所で、今日も日夜、華やかなスポットライトの下に立てることを夢見て、世界中から集まったたくさんの人達が夢を追いかけています。ブロードウェイは、毒薬的な魅力を放つ魅惑的な世界なのですね!!! 
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"人生、何がきっかけになるかわからない" そんな朝倉さんの言葉を何度も心で繰り返しながら、夢と汗の熱気で蒸し返す、心地よいエネルギーが溢れるダンススタジオを後にしました。BDCの建物のドアを開け、街に出て目にしたマンハッタンの空に、「私も、この街で頑張ろう」と、つぶやいて、大きく深呼吸をした私です。 

ブロードウエイ・ダンス・センター!! 皆さんもニューヨークにいらしたら是非、この熱気を体験しに、スタジオを覗いてみてくださいね♫ 

〈ブロードウェイ・ダンス・センター〉 
所在地: 322 W 45th St #3 New York, NY 10036 (212) 582-9304 

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「SMASH」の振付家
ジョシュア・バーガッセ氏も教えるダンス・スタジオ

「SMASH」ファンの皆様、こんにちは! 

第1回目に続き、このコラムでは「SMASH」の世界・・・そう!ショービズの裏側をあらゆる角度から覗き、ミュージカルの本場ニューヨークから生の声のレポートをお届いたします!

「SMASH」の最大の魅力・・・それは何と言っても、TVドラマでありながら舞台さながらに"歌のナンバー"や"ダンスシーン"がたっぷりと楽しめること。ミュージカルの雰囲気をそのままドラマで体験できることですよね~♬
 そこで、第2回目のコラムでは、ミュージカルになくてはならない"ダンスシーン"にフォーカス、「SMASH」の振付家として活躍されているジョシュア・バーガッセ氏自らがコーチとして参加しているダンススタジオ「BROADWAY DANCE CENTER」を訪ね、クラスの様子をレポートしてきました! ここでは、ニューヨークのエンターテインメントシーンを彩る数多くの俳優たちも授業を受けています。ブロードウェイの劇場街にあるスタジオの内側を一緒に覗いてみましょう~♬ 

「BROADWAY DANCE CENTER」
未来のブロードウェイを担うダンサー達が通うダンススタジオ
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劇場街の中心にあるダンススタジオ、その名も『BROADWAY DANCE CENTER』(略して"BDC")!恵まれたロケーションで、世界中から集まった多くのダンサーや俳優たちがレッスンを受けています。「SMASH」を目を凝らして観ていらっしゃる方には、このロゴやスタジオ内の光景に見覚えがあるかもしれません。そうです。ここでは、何度も「SMASH」の撮影が行われているんですよ!BDCのスケジュールは、何と早朝から深夜まで。月曜日から日曜日まで、休みなくびっしりと授業が組まれていて、モダンダンス、クラ シックバレエ、タップダンス、ヒップホップ、ストリートダンス等、あらゆるジャンルのダンス レッスンが受けられのです!魅力的ですよね。また、BDCという名に相応しくシアターと呼ばれるクラスもあり、ミュージカルや舞台で行われている踊りのフォームなどを集中して教えてもらえます。

どのクラスもチケット制で受講できるので、当日無料で会員登録しチケットを購入するだけで、旅行者でもクラスを受けられるという素晴らしいシステム。早速、様々なスタイルのダンスのクラスを、スタジオスタッフのエイプリルさんにご案内して頂きました! 
私達が取材に行った日のシアターのクラスは、ダイアナ・ローレンソンというフォッシースタイルを教えることで有名な先生が担当していました。特別にお願いして撮影の許可を頂くことができましたので、早速、中の様子を覗いてみましょう♬

明日へのブロードウエイの舞台を目指して!シアターのクラスは熱気でムンムン
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シアターのクラスが行われているスタジオのドアを開けると、中はダンサー達の汗と熱気でムンムン!ブロードウェイ・ミュージカル界伝説の振付家ボブ・フォッシーの、確立したフォーム"フォッシースタイル"を教えているこのクラス。フォッシーが振付したミュージカル「シカゴ」(米倉涼子さんがブロードウェイデビューした演目としても有名になりましたよね)、「スイートチャリティ」、「くたばれヤンキーズ」、「キャバレー」などは、今もなお世代を超えて人気のある作品ばかり。先生ご自身も、28年間パフォーマーとして舞台に立ち、フォッシー作品にも出演されているという大ベテランです。 
フォッシースタイルの特色は、頭や手首をがくんと落とし、内股になって肩をすくめたり、脱力したままつま先立ちで歩いたりと、手や足の指のつま先から、身体の 細部の細かい動きまでを使って表現するそれまでのダンスにはない独特のスタイル。彼のスタイルは、こうして大切に受け継がれているのです。 

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クラスの参加者全員で彼のフォームを踊ると、ここがクラスとは思えないほどの迫力!常に、見せること、そして、見られることを意識し、表情までもが舞台本番さながらの出来栄え。例えクラスといえども、オーディションというワンチャンスに、いつでも挑めるような姿勢でレッスンを受けている彼らに、ただただ感動しました。「スイートチャリティ」の中 からのナンバー「There's gotta be something better than this」が鳴り響くクラスを後にしながら、このような育成プログラムの環境から、オーディションを経て、将来のブロードウェイを担うスターが生まれるんだなあと、改めて納得。しかし、「SMASH」のカレンのように、オーディションで大抜擢され最終選考に残っても、アイヴィーとのバトルのように、最終的に主演として残れるかは最後の最後まで判らない世界。まさに「SMASH」の世界を垣間見たようなクラスでした。 

ストリートジャズは、ニューヨークの音と香り
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続いてお邪魔したのは、お隣のスタジオで行われていたストリートジャズのクラス。 
最高にテンションが高く楽しい講師Q(キュー)氏がリードし、ビートの効いた音楽に乗って、ジャズとファンクと、ストリートダンス、そして、ブレイクダンスがミックスされたような激しい踊りを踊る受講者達。クラスを見ていると、本当にハッピーになり、ついつい身体がノリノリになってしまいます♬ 
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このようなスタイルのダンスも、今のブロードウェイではたくさん取り入れられています。彼のクラスには、キャステングコール(オーディ ション)を受けブロードウェイを目指す生徒さん 達がたくさんいるそうです。 

休憩なしの熱い1時間半の授業を終えて、クラスから出てこられたQ先生に、突撃インタビュー! オーディション・システムと いう厳しい現実に立ち向かって、日々頑張って いるたくさんの人達へ、オーディションの受け方のアドバイスを、と質問させて頂きました。 

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「オーディションでは、主催(プ ロダクション)側が求めていることに常に柔軟に対応する姿勢を持つこと。例えば、カンガルーになりなさいという指示がプロダクション側から課題として出た時に、カンガルーの真似なんてそんな馬鹿なことは出来ないと躊躇してしまったら、オーディション会場で本当に馬鹿なのは、隣で髪の毛を振り乱し、カンガルーのようになって飛び跳ねている他の人達ではなく、カンガルーの真似なんて馬鹿みたいなこと出来るもんか!と、真似をやらないでいる自分のほう。非日常のショービジネスの世界に居るということを意識し、常に心を柔軟に持つこと!求められていることをすぐに実践できる姿勢でいること」 

とても深い、的確なアドバイスをお話ししてくれました。 
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〈ブロードウェイ・ダンス・センター〉 
所在地: 322 W 45th St #3 New York, NY 10036 (212) 582-9304 

ブロードウェイの舞台を裏で支えて来た老舗レストラン Sardi's 

「SMASH」ファンの皆様、こんにちわ!ニューヨーク在住の篠崎はるくと申します。

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これから数回に渡って、「SMASH」に関連する現地のレアな情報や、エンターテインメントの裏側をお伝えします。どうぞ宜しくお願い致します。

さて、第1回目は、アメリカのニューヨーク市、マンハッタン島の南北、東西を横切る41丁目から53丁目辺りの夥しい数の大小の劇場がひしめき合うエリア...そうです!!「SMASH」がストーリーを展開させる、世界的に有名な"ブロードウェイ"から、ブロードウェイと共に歴史を刻んできたコンチネンタル・スタイルの美味しい料理が頂けるレストラン、"サーディーズ"をご紹介させて頂きます。

今回は特別に、サーディーズの三代目オーナー、マックス・クリマビシュス氏にインタビューに応じて頂き、ショービズ界の"裏側"を舞台に繰り広げられているドラマ「SMASH」よろしく、1921年の創業より変わりゆくブロードウェイの姿を見つめ続けてきたサーディーズだからこそ語れる、ブロードウェイとレストランとの深い交流の"裏側のドラマ"を色々と伺ってきました。



1921年、サーディーズの誕生!

「サーディーズは、世界大恐慌時代がまさに始まろうとする1921年に、2人のイタリア人移民のビンセント・サーディーズ(Vincent Sardi, Sr.)と妻のユージニアによって開業されました」そう話し始めてくださったマックスさん。

アメリカの経済の破綻もあり大変に苦しい時代で、禁酒法(1919-1933)もあった為、イタリアからの移民がマフィアと関連しているという誤解を受けない為に、得意のイタリア料理を出すのではなく、アレンジしたコンチネンタル・スタイルの料理を出し始めたそう。それが今もサーディーズで出されている料理の原型になったそうです。オリジナリティー溢れるメニューの裏側には、そんな時代背景と、アメリカンドリームを追う移民ならではのストーリーが隠れていたんですね。そんなことを考えながら料理を口にすると、より一層、感慨深いものがあります。 

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シアターと結婚をしたレストラン、それが"サーディーズ!"

「Sardi's Engaged with the Theater」(サーディーズは、シアターと結婚をしたレストランなんだ!!)と、インタビューの冒頭にマックスさんは噛み締めるように言いました。

元々、お芝居が大好きだったサーディーズと妻のユージニアは、そう語るに相応しい場所、ブロードウェイ劇場街の中心のこの場所にレストランを構えたそうで、現在のレストランの向かいは、世界に何十もの劇場を所有する"劇場王"シューバート一族が所有する劇場「シューバート・シアター」があり、同じ通りには、ギネスブックにブロードウェイ史上最長ロングラン公演として載っている名作「オペラ座の怪人」を上演している「マジェスティック・シアター」もあります。更に、「SMASH」の中で、プロデューサーのアイリーンが新作ミュージカルを上演したい劇場として候補に挙げていた、「セント・ジェームス・シアター」も、サーディーズから、わずか2軒西に行った同じ通りにあるのです。驚いたことに、1921年当時は、まさにそのセント・ジェームス・シアターが今ある場所でサーディーズを開業し、劇場建築を始めるということで1927年場所を移動、今に至るとのこと。早速、「SMASH」に関連する面白いエピソードが出てきましたね♪

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ブロードウェイのネオンサインに囲まれながら、光り続けているサーディーズのネオンサイン

劇場街の中心という場所柄、ブロードウェイのプロデューサー達が新作の企画会議をしたり、投資家の接待などにこのレストランを利用することが多くなり、自然な流れで関係者が集まる店になります。初日公演後のパーティー会場として、初日の翌日に出る新聞の劇評を緊張しながら待つ場所として、ブロードウェイ関係者とこのレストランは、幾つもの逸話を作ってきました。

ブロードウェイのヒット・ミュージカル「プロデューサーズ」(後に映画にもなり、大ヒットしました)のミュージカルナンバーの中に、「♪ボクは、ブロードウェイヒット作を出すようなプロデューサーになりたいんだ。ボクはブロードウェイのプロデューサーになって、"サーディーズ"で、毎日ランチを食べるんだ♬(原語:I wanna be a producer With a hit show on Broadway, I wanna be a producer Lunch at Sardi's every day ) 」という歌詞が出てきても、あの"サーディーズ"のことだと皆に認識されるくらい、ブロードウェイの社交場としてなくてはならないレストランとして定着してきたのです。

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ブロードウェイの夜の顔、サーディーズの後方に見えるセント・ジェームス・シアター。向かいのシューバート・シアター。


"サーディーズへようこそ!!!"

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ブロードウェイのロゴマーク=「喜劇」と「悲劇」(Comedy and Tragedy)の仮面のマークが、ガラス彫りされている重厚なドアを開けて、サーディーズの世界へ、ようこそ!

ブロードウェイのロゴマーク=「悲劇」と「喜劇」(Comedy and Tragedy)の仮面のマークがガラス彫りされた重厚なレストランのドアを開けると、まず目に飛び込んでくるのが、壁一面に飾ってある俳優の似顔絵が入ったフレーム!その数の多さにも圧倒されますが、役者達の顔が面白く誇張された絵の持つ、何とも言えない独特のユニークなタッチと、フレンドリーな表情!足を踏み入れた瞬間に、レストランを舞台にした物語(シアター)が始まりそうで、そんなワクワクした気持ちになる独特の空間こそが、サーディーズ最大の魅力なのです!

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三代目のオーナー、マックス・クリマビシュス氏


サーディーズのシンボル"似顔絵"の魅力

今やお店のシンボルとなっている壁一杯の絵を最初に掛け始めたのは、1927年に、レストランが今の場所に移ってすぐのことだそうで、訪れてくれたお客様に、一瞬でレストランが印象に残るような、何かお店のシンボルになるようなものはないか、と、オーナーが考えていた時、出入りをしていた評論家達が「レストランに来た有名人をスケッチして壁にかけたらどうか」と発案、彼らの知人の画家アレックス・ガード (1900‒1948)に、常連客の顔をスケッチしてもらい、そのイラストを額に入れて壁にかけはじめたというのが始まりだそうです。

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3715_MG_3529.JPGこうして、アレックス・ガードは、お店を訪れた著名人のイラストを1927年から書き始め、亡くなるまでの21年間もの間、実に700枚以上の絵を書き続けたそうです。当初、食事と引き換えに絵を提供するという契約をしていたアレックスに、一代目のオーナーの没後、息子のビンセント・サ‒ディーズJr.は絵のギャラをきちんと支払わせて欲しいと申し出たそうですが、アレックスは頑なにそれを拒み、似顔絵を書いては、その代償として、サーディーズで食事を出してもらうという関係を亡くなるまで続けたそうです。まるで、舞台のワンシーンのように心に残る素敵なお話しですね♪

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イラストレーターも世代交代してきました。アレックスの後任ジョン・マッキーがアルコール中毒になり辞任。そのすぐ後を引き継いだのが、劇作家でもあったドン・ベバン。ドンが1974年に引退し、彼の引退後に一般公募で見事にその座を得たのが、ブルックリン生まれのイラストレーター、リチャード・バラッツ。彼は現在もなお、30年以上に渡り、サーディーズの顔である"著名人の似顔絵"を書き続けているそうです。

時代時代に異なる画家に描かれたイラストには、それぞれの画家の特色が非常に良く出ています。顔の特色を誇張する独特の書き方をしていたアレックスの絵、そして、銅版画を専門としている為、近づいてみると細かい線がたくさん描かれている現在のイラストレーターのリチャードの絵。サーディーズで似顔絵を書き続けてきたアーティスト達は、皆、自分のスケッチがサーディーズの壁に飾られることを誇りに思い、楽しみながら描いたのでしょう。そのことが伝わるとても素敵な絵ばかりです。

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マックスさんは、これだけの数の中でも、何処に誰のイラストがあるのかを覚えているそうです!


壁の似顔絵は、まるでブロードウェイを物語る美術館

似顔絵の数は、今や約1300枚前後にも及び、新しいイラストが1年に23~25枚はフレームされるそうです。壁に絵をかける時は、モデルになったご本人をお店に招いて大々的にパーティーを開催!サーディーズの似顔絵になるということは、セレブティの彼らにとっても、とても名誉なことなのです。         

新しい絵の一方で、初期の頃にかかれた似顔絵は世代交代となります。1979年、サーディーズは、初代専属イラストレーターのアレックスが描いた初期の絵を含む227枚のイラストを、リンカンセンター内ビリー・ローズ・シアターに、ブロードウェイの俳優達の資料として寄贈しました。ご興味のある方は是非訪れてみてくださいね!

まさに、サーディーズの壁の絵は、ブロードウェイの著名人達の歴史であり、ブロードウェイ関係者の辞書のようですね。

食事をしながら、お気に入りの役者さんの描かれたイラストを見つけ出すのも、楽しみのひとつです。

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新しく加わったイラストは、レストランのドアを開けてすぐの正面に飾られ、次第にレストランの奥の壁に移動していくそうです。要チェック!


あの"トニー賞"も、"サーディーズ"で生まれた!

3715_MG_3742.JPGブロードウェイのファンの方であれば、一度は耳にしたことがある"トニー賞"。トニー賞とは、アメリカン・シアター・ウィングおよび、全米劇場プロデューサー連盟により授与される、演劇とミュージカルの賞のことで、その分野は、作品賞に始まり、主演女優賞、男優賞、助演女優賞、男優賞、作詞作曲賞、技術賞、舞台美術賞などと細かくわかれ、舞台作品を作る為に関わる全ての分野において優秀な功績を讃えるためにある演劇のショーレースです。トニー賞を受賞した作品は、世界にその作品の功績を残すことになるので、今や、トニー賞を受賞する為に、よりよい作品作りを目指す!と言っても過言ではないくらい、ブロードウェイ関係者にとってあこがれの賞なのです。

そして、なんと!!このトニー賞の発案の地が、まさにここサーディーズ!常連客のプロデューサー、ブローク・ペンバートンが、ある日関係者達とサーディーズで食事をしていて、「最も観客を楽しませたシアターに、各部門の賞を与える祭典を企画しよう!」と言い出したのが、そう!トニー賞の始まりになったそうです。何と歴史的な瞬間に立ち合ったレストランなのでしょう。

まさに、サーディーズは、ブロードウェイのショービズと半世紀以上にも渡り密接に繋がっている、世界に類を見ないとてもユニークで、歴史的なレストランなのです。


今も変わらず、ブロードウェイと共に歩み続けているサーディーズ

創立者の意志を受け継いで、このレストランを継いだサーディーズJr.も、役者達をわざとプロデューサー達のいるテーブルの近くに座らせて、自らが間に立ち双方を紹介したり、舞台のギャラだけでは食べていけない俳優達には、本番前にお腹いっぱい料理を提供したりと、ありとあらゆる場面でシアターをサポートしてきたそうで、今でも、アメリカの俳優協会や映像協会などに所属している俳優達には、登録の身分証明書の提示で、特別な割引があるそうです!

また、ウエイター全員が、今、上演中の公演時間を把握しているそうで、観劇前にすぐに料理が出せるセットメニューを用意し、終演後にも立ち寄れるように夜遅くまで営業をしているそうです。何と徹底したホスピタリティー!ただし、多くのシアターが月曜休演日なのを受けて、サーディーズも月曜日だけがお休みなのでご注意を。

早めの時間帯に閉まってしまうレストランが多いシアター界隈。終演後の時間帯でも、ゆっくりと食事できるところがあるということを知っておくと、とっても便利です!

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ウエイターの方達の殆どが、既に何十年もの間、ここで働いているという。このレストランで働いていることをとても誇りに思っているんです!


有名なスターを一般のお客様のように、一般の方達をスターのように!

今もなお、毎年行われるアウター批評家協会賞の授賞式をはじめ劇場関連のイベントなどで利用されるサーディーズ。毎週水曜日には、ショーの出演者達が昼の部を終えた後にここに集い、夜の部の閉演まで心と身体を癒したり、VIPの役者達も、まるで我が家に帰ってきたような気軽な気持ちで、ふらりと訪れてきてくれるそう!

「このレストランでは、有名なスターは、彼らを一般のお客さんのように扱い、そして、一般の方達をスターのように扱わせてもらうんだよ」そう語ってくださったマックスさん。そのポリシーこそが、このお店が92年間もの間、多くのブロードウェイ関係者に信頼され、そして、ブロードウェイを訪れる世界中の人達に愛され続けている理由なのかも知れませんね!

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92年もの間、ブロードウェイと共に時を刻んでいるサーディーズの暖かな店内の光・・・


「SMASH」シーズン1でも、そして、シーズン2にもサーディーズが登場?!

レストランとブロードウェイとの、たくさんの心温まる交流の逸話をお話してくださったマックスさん。
ところが帰り際に、もっとビックなニュースをささやいてくれました(笑)

「SMASH」シーズン1では店内を、そして、今、アメリカで放送中のシーズン2でも、既に何度かお店の外装が登場しているサーディーズ。

「実は、「SMASH」のシーズン2でも、店内で撮影がしたいというオファーがまさに今入っているんだ、まだどうなるか判らないけどね!!もしも出たら、お楽しみに。」とのことでした!!

ふふふふっ。楽しみ~♬

皆様がNYでこのお店を訪れている時に、ふと隣のテーブルで、トムとジュリアが台本の打ち合わせをしているシーンに出くわしたり、あるいは、アイヴィーがあなたの隣で、カプチーノを飲んでいるかも知れませんよ!

ああ、なんというミーハーな締め括りなのでしょう!

「SMASH」ファン、ブロードウェイ・シアターフアンの方達は、必見のレストラン!!!
"サーディーズ"のご紹介でした。    



<Sardi's>
234 West 44th street, NYC
Phone : 212-221-8440 Fax:212-302-0865
火曜日~日曜日 ランチ ディナー
月曜日休
HP
http://www.sardis.com/htmldocs/cms/




篠崎はるく <企画・文>
ニューヨーク育ちの帰国子女。
1999に文化庁の研修制度の為、来米。
以後、NYに在住。
現在、ブロードウェイ作品等の日本公演におけるコンサルタント、
契約関連業務、プロデュース業務を行っている。


Michel Delsol <写真>
ミッシェル・デルソール
ニューヨーク在住、フランス人のカメラマン
アート・フォトグラファー。各種メディアや雑誌などで活躍中。
HP:
http://www.micheldelsol.com/#home

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